二日目となる13日から最終日15日まで、イベント会場は一般に公開されました。
その中でも一番のハイライトは森口先生も登壇される“工芸の現在・過去・未来”と題されたシンポジウム。
森口先生の他、次の方々が参加して2時間近くに亘って持論を展開されました。
- Le Baud: 司会進行(工芸研究家)
- Johanssen : ドイツベルリン工芸協会 会長
- Reverdy : メートルダール(小刀)
- Cloud : メートルダール(セーブル陶磁器)
- Jonka : セーブル陶磁器 (Creation/Production 担当)
- Kieffer : フランス文化省
(敬称略)
常に斬新さ、変化を必要としながらも伝統工芸は文化、伝統を引き継いでいく芸術である、との森口先生のお立場。
工芸技術を如何に商業化するかに力点をおいたドイツ工芸会。
工芸の技を哲学的に昇華させたいと論ずるフランスのメートルダール。
国としての支援体制を語るフランス文化省。
論点も多岐に亘りましたがいずれにせよ森口先生の経験と実績に裏打ちされた重みのある言葉に他の登壇者は頷くしかなかったようでした。